KATSUDO

"本のない図書館"、その姿と広がる活用の仕方とは??(「図書館カウンター下北沢」の有効活用法)

2023.06.21

"本のない図書館"、その姿と広がる活用の仕方とは??(「図書館カウンター下北沢」の有効活用法)

※この文章は実験応援プログラム『studioYET』第2期での実験の一環で記載されたものです。

“本のない図書館“、その姿と広がる活用の仕方とは??(「図書館カウンター下北沢」の有効活用法)

 

ミカン下北E街区に佇む青いコンテナが目印の建物、それが「図書館カウンター下北沢」です。ここは従来の図書館のイメージとは異なる"本のない図書館"です。一体どのような場所になっているのでしょうか?今回は下北沢に誕生して一年が過ぎた"本のない図書館"についてご紹介していきます。


図書館と聞いて皆さまはどのような場所をイメージされるでしょうか?"広い空間にたくさんの本が並び、黙々と読書や学習などに勤しむ…"、このような光景を思い浮かべた方も少なくないでしょう。しかし「図書館カウンター下北沢」は違います。中に入ってみると目の前にはカウンター、左に目を向けると世田谷区の持つ200万点の蔵書を検索できる機械が並んでおり、図書館で貸し借りを行う一角をそのまま切り取ったような場所が広がります。


これが「図書館カウンター下北沢」が"本のない図書館"と呼ばれる理由になっています。世田谷区内で二子玉川・三軒茶屋に続いて誕生しており、今注目されている場所だと言えるでしょう。ところで、私たちは一体どのようにすれば本を借りることができるのでしょうか?本を借りるには大きく4つの方法があります。

 

1つ目が最もメジャーな方法で、世田谷区立図書館ホームページから資料を検索し、予約したものをカウンターで受け取る、というものです。


画像

 

事前に世田谷区内の図書館や図書館カウンターで利用者登録が必要となりますが、一度登録するとパソコンやスマートフォンから簡単に世田谷区が持つ本や雑誌などについて検索することができます。例えば『妄想と具現』という本を探してみましょう。入力してみたところ…


画像

 

見つけることができました。あとは利用者IDやパスワードを入力、受取希望館に「図書館カウンター下北沢」を選択すれば完了です。現在貸出されていない本であれば予約して簡単に受け取ることができます。3日から1週間程で届くので、仕事の合間や手の空いたタイミングで簡単に入手することができます。

 

2つ目は「図書館カウンター下北沢」内に設置されている端末から検索し、予約受付をしてもらうという方法になります。直接来館しても手続きは行えますので、ミカン下北でのお買い物やお食事のついでに、気軽に立ち寄れることは大きな魅力となっています。

 

3つ目は「図書館カウンター下北沢」内にある返却されたばかりの本を置いているスペースから借りるという方法です。本を読みたいけどテーマが決まっていない、本との出会いは一期一会で楽しみたい、といった方におすすめの借り方になっています。


そして最後の方法は、図書館の方に尋ねてみるというものです。「〇〇というテーマで本を探したいのですが」というように質問して探してきてもらうことも図書館ではできるのです。

 

画像

 

これは実際私が過去に「飲食店の経営について」というテーマで本を探していただいた時、用意していただいたものです。これ以外にも多くの本を「図書館カウンター下北沢」に用意していただき、カウンターで大量の書籍から自分に合ったものを選んで借りることができました。


よく目にするようなビジネス書だけでなく、過去に刊行された雑誌まで探してきてもらえ、非常に役に立ちました。このように図書館で相談し、資料を探してきてもらえるサービスは「レファレンス」と呼ばれています。簡単なテーマであれば図書館カウンターでも受け付けていただけるほか、世田谷区に関することであればWEB上から質問することもできます。

 

本は1人15冊まで、2週間借りることができ、他に予約がなければ延長の手続きを取ることもできます。その他の利用案内について、詳しくは世田谷区立図書館ホームページをご覧ください。


「図書館カウンター下北沢」は毎日9時から21時まで(年末年始は時間変更あり、原則毎月第3木曜日は定休日)と開館時間は長く、訪れやすいスポットになっています。また返却であれば入口付近に設置された青色がトレードマークなブックポストを利用することで、開館時間以外でも返却することができます。


画像

 

これにより、朝や昼に受取に訪れ、仕事などで活用したのち夜気軽に返却、といったスマートな活用方法も可能になっています。「図書館カウンター下北沢」からすぐ近くのコワーキングスペース「SYCL by KEIO」でもこのようにして世田谷区の持つ資料を活用する人も増えてきています。


大人になってから図書館にはあまり縁がない…という方も、もしかしたら多くいらっしゃるかもしれません。ですが、この"本のない図書館"は皆さまのニーズにしっかり寄り添ってくれるような場所になっています。読みたかったあの本、知りたかったあのテーマなどなど、皆さまの持つ好奇心や疑問、課題感を満たしてくれる資料がきっと見つかるでしょう。

 

なんだって、世田谷区の蔵書は200万点もありますから。活用しなければもったいないですよね?図書館をもっと身近にしてくれる「図書館カウンター下北沢」、ぜひ皆さまも利用されてみてはいかがでしょうか?



【「図書館カウンター下北沢」基本情報】
場所▶ミカン下北 E街区(Zoffの隣です。)
電話番号▶03-6407-0967
営業時間▶9:00〜21:00
定休日▶原則毎月第3木曜日、年末年始
※利用方法や詳しい営業時間等は世田谷区立図書館ホームページをご参照ください

 

 

文:永瀬 天輝(『studioYET』第2期プログラム参加者・大学生・ヒストリーコーディネーター)

BACK
TOP>KATSUDO>"本のない図書館"、その姿と広がる活用の仕方とは??(「図書館カウンター下北沢」の有効活用法)