“やってみたい” を “やってみた” に。 実験応援プログラム『studioYET』とは??
2026.06.22
別のページで『下北妄想会議』について触れていますが、ここでは『下北妄想会議』の次のステップとして、実際に"コト"を起こしていくために誕生したプログラム『studioYET』についてご紹介していきます。
下北妄想会議を何回か実施していく中で、多くの妄想が集まり、いろんな人が出会う場所としては機能していましたが、ではその妄想を誰がどうやって実現するか?という部分が課題でした。そこで妄想の発案者が主体的にコトを起こしていく仕組みが必要だと感じ、「studioYET」というプログラムを立ち上げることになりました。

YETは、「まだ…ない」という意味で、まだ誰にも見せたこともない自らの妄想を、このプログラムを通じて世の中に伝えてほしい、という想いを込めており、ここから下北沢で様々な面白いプロジェクトを生み出していきたいと考えています。

この『studioYET』では、妄想を実現するために応募者の方が主体的に取り組んでもらうことを一番の目的に置いているため、採択するという考え方がなく、以下の3点を参加基準としています。
①「やってみたい」にもとづいて参加すること(将来性やビジネス性は問わない)
②応募者自らが率先して「やってみたい」の実現を推進すること
③応募者が自分自身の「やってみたい」にワクワクしていること

具体的なプログラムの進行は、事前面談から始まり、キックオフミーティング→中間発表→最終発表という流れで約3ヶ月かけて進んでいきます。妄想を実現していくために事務局が伴走していくのがこのプログラムのスタイルのため、応募者には、事務局である京王電鉄、京王SCクリエイションおよびヒトカラメディアのメンバーが壁打ち相手となり、実現するためのアイディア出しや実現までの進め方をミーティングしたり、協力者になってくれそうな街の方々を繋いでいきます。また、プログラムサポーターとしてミカン下北を中心に様々なアセットを持っている「プレイヤー」が参画しているため、妄想を実現する場所も準備しています。なので、“人”も“場所”も含め下北沢の街をあげて応援するような体制を作っています。
<プログラム連携アセット>
・東京都実験区下北沢(メディア)
・しもブロ
・CAMP FIRE curation partner有限会社第四企画

<これまでの参加者>
◆studioYET0期生(活動期間:2022年8月~10月)
①永瀬天輝さん(SYCL by KEIO会員・大学生)
下北沢の飲食店における「せたがやそだち」登録の拡充と下北沢対象の「おとくなきっぷ」の企画
②坂本是広さん(株式会社ヒトカラメディア)
都市の経済生態系マップPF:「この街って、誰が、どんな思いを持って、どんな活動してるの?」を見える化したい!「人に特化したMEO×フィンテック(地域通貨のNFT化)」で個人のパーソナリティ・スキルセットを可視化することで、ゲーミフィケーションによるまちづくりをしたい!
③(SYCL by KEIO 会員)
カオスな都会(下北沢)で自然空間スペース(仮)natural space ミドリとアオ
④森木田剛さん(SYCL by KEIO会員・株式会社はこぶんCEO)
『ホンネPOST』を活用して下北沢を「日本一実験に挑戦する人に優しい街」にする
3ヶ月という短期間ながら、実際に様々なアセットで実験していた方もおり、『studioYET』から魅力的なプロジェクトやサービスが生まれてくる予感がしています。studioYET0期生の最終発表会の様子はこちらからご覧いただけます。

◆studioYET1期生(活動期間:2023年1月~3月)
①永瀬天輝さん(SYCLメンバー・大学生)
図書館(図書館カウンター)とSYCL by KEIOの連携
②大原茂さん(SYCLメンバー・マルチメディアデザイナー)
作品や商品が完成するまでにあった葛藤やストーリー、想いを一緒に展示する「想いやり展」、アーティストと下北の日常風景を融合させる
③伊藤洸太さん(SYCLメンバー・株式会社キッズリリー 代表取締役)
東京人ブランドの作成 / 訪日外国人向けのお土産、外国人の日本旅行の新たな楽しみの提供。それを楽しむ飲食店などを中心とした販売店の応援など
④長塚元規さん(SYCLメンバー・株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング)
ONSTAGE - "表現する"を繋ぐ プラットフォームアプリ -
0期に増して、様々なアセットで実験が行われました。今後も継続的に活動していきたいという方もいて、今後の展開にも要注目です。studioYET1期生のプログラムレポートはこちら(SYCL by KEIO note)からご覧いただけます。

◆studioYET2期生(活動期間:2023年6月~8月)
①永瀬天輝さん(SYCLメンバー・大学生)
1期に引き続き「働く人たちへの新たな図書館利用スタイル」を提案
②乾栄一郎さん(SYCLメンバー・サットワンLLC代表)
日常から防災意識を高めるフェーズフリープロジェクトを推進
③杉田洋平さん(SYCLメンバー・フリーランス)
下北ワーカー食堂「nayuta」の利用者をさらに増やす
④黒田正信さん(SYCLメンバー・有限会社第四企画 取締役)
下北沢を世界一のカレーの街にする
⑤岩男海史さん(俳優・舞台衣装(有限会社ダダグラム))
大衆向け舞台衣装サブスクレンタルスポットを作る

◆studioYET3期生(2023年冬)
①Y.Aさん (SYCLメンバー・映像制作)
下北沢に特化した情報番組の配信
②M.Nさん (芸能事務所)
10代が集まるものづくりコミュニティ“Teens Raise”の創出
③A.Hさん(SYCLメンバー・ライター)
下北沢の人々によるコラムを1冊にまとめたコラム集の作成
◆studioYET4期生(2024年春)
①H.Kさん(ビール醸造)
下北沢=クラフトビールのイメージをつけたい
②E.Iさん(SYCLメンバー)
Face & Name -離れた人と人をつなぐ配信サポート-
③R.Nさん(ミカン下北オフィスメンバー)
下北沢での無料性病検査プロジェクト
④M.Nさん (芸能事務所)
10代が集まるものづくりコミュニティ"Teens Raise"の創出

◆studioYET5期生(2024年冬)
①M.Kさん(SYCL会員)
真の下北沢土産を作りたい!
②アサレン(アイドル)
下北沢を拠点に活動するアイドル“アサレン”が下北沢を舞台にアニメを創る!
③I.Hさん(SYCL会員)
北海道と沖縄の素材でコラボした無添加・天然由来のドリンクで下北沢のワーカーを健康にしたい!
④J.Sさん(SYCL会員)
恋愛相談所をおこしたい!
⑤K.Nさん(近隣住人)
まちの保護者懇談会を開催したい!
⑥K.Aさん(スタートアップ支援)
誰かのやってみたい × まちの課題マッチングアプリを作りたい!
⑦あたらしいチーム(デザイナー)
あたらしいファンド
◆studioYET6期生(2025年夏)
①下北沢ミートブラザーズ(ミカン下北店舗)
下北沢のお土産といえばこれ!下北プリンを作りたい
②あたらしいチーム
無責任な親50人
③C.Kさん(パフォーマンスユニット)
演劇を使って生きることを面白がる!!
④K.Iさん(劇団員・飲食店)
「日本一ゴミが落ちてない街 下北沢」をつくる!
⑤H.Tさん(SHIMOKITAZA COLLAGE)
線路を走りたい。星空を見たい。街に変なものを置いてみたい。言葉を交わさないイベントをしたい
⑥R.Mさん(SHIMOKITAZA COLLAGE)
たらふく食べたいの。
⑦S.Sさん(SHIMOKITAZA COLLAGE)
地域コミュニティを形成するポッドキャストメディア

◆studioYET7期生(2025年冬)
①あたらしいチーム
ING
②millennium LINK
millennium世代のやり体の一歩を応援するイベントを行いたい
③M.Aさん(下北沢店舗運営)
チャイピオを下北沢から広めたい
④S.Yさん(楽しクリエイター)
古着んピックの有償化の検証
◆studioYET8期生(2026年春)
①H.Yさん(あたらしいチーム)
「YUME1グランプリ」“下北沢で、ゆめをかなえる”
②H.Yさん(あたらしいチーム)
「キャンピングオフィス」“下北沢を、たのしくまもる
③S.Yさん(楽しクリエイター)
「 みんなで料理を作るレストラン-COOKMATE-」”お客様が料理を作るレストランの実現可能性を検証したい”
④M.Aさん(下北沢店舗運営)
「チャイピオスポット」”駅でも街でもお店でもチャイピオスポット出現させたい!”
⑤Yさん、Yさん(BetaLab)
BetaLab「開かれたモノづくりの実験場」
”開発途中のプロダクトが、街の中で人の反応を受け取りながら育っていく仕組みを実験したい。”
⑥T.Mさん(SYCL会員)
「映画を観るの、得意ですか?感想言うのは、苦手ですか?」映画を止めながら鑑賞して、あーだこーだ言ってみたい「映画の感想、聞かないで!」 ” 苦手な人集まれ!人目を気にせず感想を言えるようになる方法を探りたい!”
⑦〇プロジェクト(学生団体)
「日本とインドをアートで繋げる」
日本とインドでコラージュ作品を交換し、想いを共有し合いたい!
【番外編】studioYETアルムナイト(2025年冬)
studioYET第0期~第7期のアルムナイメンバーと、実験サポーター、事務局が一同に会し交流会を開催しました。studioYETへ参加してから数年経ち、あの時の実験は現在どうなっているのか?今は何を実験しているのか?…参加時期は参加者それぞれですが、同じ挑戦者としての会話が弾む時間となりました。
フードはstudioYET第7期参加のcafemillenniumにて用意。新メニューのネーミングを決めるコンテンツなどもご用意いただき、studioYETならではの時間となりました。

『studioYET』は一定の期間を設けて実験を応援していくプログラムですが、この活動期間が終わっても実験が終わる訳ではありません。継続的にサポートしていきながら、下北沢に魅力的なプロジェクトを生み出していきたいと考えています。
2026/6/23編集 ミカン下北実験パートナー