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“やってみたい” を “やってみた” に。 実験応援プログラム『studioYET』とは??

2023.06.18

“やってみたい” を “やってみた” に。 実験応援プログラム『studioYET』とは??

別のページで『下北妄想会議』について触れていますが、ここでは『下北妄想会議』の次のステップとして、実際に"コト"を起こしていくために誕生したプログラム『studioYET』についてご紹介していきます。

 

下北妄想会議を何回か実施していく中で、多くの妄想が集まり、いろんな人が出会う場所としては機能していましたが、ではその妄想を誰がどうやって実現するか?という部分が課題でした。そこで妄想の発案者が主体的にコトを起こしていく仕組みが必要だと感じ、「studioYET」というプログラムを立ち上げることになりました。

 

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YETは、「まだ…ない」という意味で、まだ誰にも見せたこともない自らの妄想を、このプログラムを通じて世の中に伝えてほしい、という想いを込めており、ここから下北沢で様々な面白いプロジェクトを生み出していきたいと考えています。

 

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この『studioYET』では、妄想を実現するために応募者の方が主体的に取り組んでもらうことを一番の目的に置いているため、採択するという考え方がなく、以下の3点を参加基準としています。

 

①「やってみたい」にもとづいて参加すること(将来性やビジネス性は問わない)
②応募者自らが率先して「やってみたい」の実現を推進すること
③応募者が自分自身の「やってみたい」にワクワクしていること

 

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具体的なプログラムの進行は、事前面談から始まり、キックオフミーティング→中間発表→最終発表という流れで約3ヶ月かけて進んでいきます。妄想を実現していくために事務局が伴走していくのがこのプログラムのスタイルのため、応募者には、事務局である京王電鉄およびヒトカラメディアのメンバーが壁打ち相手となり、実現するためのアイディア出しや実現までの進め方をミーティングしたり、協力者になってくれそうな街の方々を繋いでいきます。また、プログラムサポーターとしてミカン下北を中心に様々なアセットを持っている「プレイヤー」が参画しているため、妄想を実現する場所も準備しています。なので、“人”も“場所”も含め下北沢の街をあげて応援するような体制を作っています。

 

<プログラム連携アセット>

ミカン下北

SYCL by KEIO

つながりキッチンPONY

クリエイティブスタジオ 砂箱

東京都実験区下北沢(メディア)

下北沢大学

GREEN FUNDING

ホンネPOST

 

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<これまでの参加者>

 

studioYET0期生(活動期間:2022年8月~10月)

 

①永瀬天輝さん(SYCL by KEIO会員・大学生)

下北沢の飲食店における「せたがやそだち」登録の拡充と下北沢対象の「おとくなきっぷ」の企画


②坂本是広さん(株式会社ヒトカラメディア)

都市の経済生態系マップPF:「この街って、誰が、どんな思いを持って、どんな活動してるの?」を見える化したい!「人に特化したMEO×フィンテック(地域通貨のNFT化)」で個人のパーソナリティ・スキルセットを可視化することで、ゲーミフィケーションによるまちづくりをしたい!


③戸ノ岡航さん(SYCL by KEIO会員・香料会社法人営業/福祉施設非常勤職員)

カオスな都会(下北沢)で自然空間スペース(仮)natural space ミドリとアオ


④森木田剛さん(SYCL by KEIO会員・株式会社はこぶんCEO)

ホンネPOST』を活用して下北沢を「日本一実験に挑戦する人に優しい街」にする

 

3ヶ月という短期間ながら、実際に様々なアセットで実験していた方もおり、『studioYET』から魅力的なプロジェクトやサービスが生まれてくる予感がしています。studioYET0期生の最終発表会の様子はこちらからご覧いただけます。

 

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studioYET1期生(活動期間:2023年1月~3月)

 

①永瀬天輝さん(SYCLメンバー・大学生)

図書館(図書館カウンター)とSYCL by KEIOの連携


②大原茂さん(SYCLメンバー・マルチメディアデザイナー)

作品や商品が完成するまでにあった葛藤やストーリー、想いを一緒に展示する「想いやり展」、アーティストと下北の日常風景を融合させる


③伊藤洸太さん(SYCLメンバー・株式会社キッズリリー 代表取締役)

東京人ブランドの作成 / 訪日外国人向けのお土産、外国人の日本旅行の新たな楽しみの提供。それを楽しむ飲食店などを中心とした販売店の応援など


④長塚元規さん(SYCLメンバー・株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング)

ONSTAGE - "表現する"を繋ぐ プラットフォームアプリ -

0期に増して、様々なアセットで実験が行われました。今後も継続的に活動していきたいという方もいて、今後の展開にも要注目です。studioYET1期生のプログラムレポートはこちら(SYCL by KEIO note)からご覧いただけます。

 

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studioYET2期生(活動期間:2023年6月~8月)※現在活動中

 

①永瀬天輝さん(SYCLメンバー・大学生)

1期に引き続き「働く人たちへの新たな図書館利用スタイル」を提案


②乾栄一郎さん(SYCLメンバー・サットワンLLC代表)

日常から防災意識を高めるフェーズフリープロジェクトを推進


③杉田洋平さん(SYCLメンバー・フリーランス)

下北ワーカー食堂「nayuta」の利用者をさらに増やす


④黒田正信さん(SYCLメンバー・有限会社第四企画 取締役)

下北沢を世界一のカレーの街にする

 

⑤岩男海史さん(俳優・舞台衣装(有限会社ダダグラム))

大衆向け舞台衣装サブスクレンタルスポットを作る

 

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『studioYET』は一定の期間を設けて実験を応援していくプログラムですが、この活動期間が終わっても実験が終わる訳ではありません。継続的にサポートしていきながら、下北沢に魅力的なプロジェクトを生み出していきたいと考えています。

 

文責:ミカン下北実験区長 角田 匡平(つのだ きょうへい)

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