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妄想を起点に実験的な取り組みをつくるきっかけの場『下北妄想会議』とは??

2023.05.27

妄想を起点に実験的な取り組みをつくるきっかけの場『下北妄想会議』とは??

ミカン下北を起点・拠点に京王電鉄・ヒトカラメディアが主催、SYCL by KEIOが運営を担う、「下北妄想会議」とは、どのような "場" なのでしょうか?ここではミカン下北ができた背景から「下北妄想会議」をスタートした経緯をご紹介していきます。

 

 

まずは京王電鉄の課題感として、いまのままで本当に30年後も稼げる会社でいられるのか?ということがありました。

 

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これまでの開発は、物件の賃料を最大化することに一番のプライオリティがありましたが、通り一遍等の方法では通用しない時代となっています。これからは目の前の利益を追求するのではなく、「街の魅力と京王の長期的な利益を同期させる」ことが重要(それが最終的な利益の総量を最大化できると信じている)で、そのために開発する施設をどのように活用しながら、どのように街での存在感を高めていくか、そんなことを考えながら、このミカン下北の開発を進めてきました。

 

今回の開発でキーワードとしていたのが、「街への期待を上げる」という言葉。街に遊びに来るお客さまに魅力的なコンテンツをご提供するだけでなく、魅力的な街を創造する担い手(人や企業など、ここでは総称して「プレイヤー」と呼んでいます)と一緒になって、街を魅力的にするうねりを生み出していく、そんな状況をイメージしながらこのミカン下北はできました。

 

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ですので、ミカン下北のステートメントは「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ。」

ここには、遊ぶだけでなく、 "働く" の要素を下北沢に加えることで、様々なプレイヤーと街をより魅力にしていこう、そんな思いが込められています。

 

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ミカン下北では、そういった魅力的な街を創造する「プレイヤー」と一緒に"コト"を起こしていくために、「プレイヤー」の拠点を作ろうと考えました。そこでできたのが『SYCL by KEIO』というワークプレイスです。『SYCL by KEIO』のコンセプトは「誰かの"やってみたい"が街とつながるワークプレイス」。この拠点から様々なプロジェクトが生まれ、それが街へと広がっていくことで、街が魅力的になっていく、そんな期待を込めています。

 

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ですが、ただ拠点を作ってもプロジェクトが生まれてくるわけではありません。そこには何かしらの仕掛けが必要です。そこで『SYCL by KEIO』を運営している京王電鉄とヒトカラメディアは、"コト"を起こしていくための仕掛け=プログラムを立ち上げていくことにしました。

 

プログラムを立ち上げるにあたり、京王電鉄とヒトカラメディアが下北沢で起こしていきたい状況を再定義しました。


ーいまよりも多様な人々が交差し、新しいチャレンジが生まれ発表され、チャレンジを見に来街する人が増えるという連鎖ー


下北沢で活動する「プレイヤー」が様々に混ざり合いながら大小様々な"コト"を起こしていく。それが街の魅力にもつながり、さらに街を見に来る人が増えるという連鎖。そんな状況が生まれたらいいのではないかと思い描きました。

 

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プログラムの基本概念は誰かのやってみたいを様々なアセットとつなげていくこと。やってみたいという思いや妄想と"コト"を起こす場所が掛け合わさることで、大小様々なプロジェクトを起こしていけるという発想です。

 

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ただ、いきなり"コト"が生まれる訳ではありませんので、まずはジャンルや背景が多様な人たちが出会い、話す、きっかけの場が必要です。そこで生まれたのが『下北妄想会議』です。


ー誰かの「やってみたい」を下北沢の街とつなげる、妄想を起点に実験的な取り組みをつくるきっかけの場ー


"コト"を起こすことをイメージしつつ、一人一人の「こんなことやってみたい」という妄想を起点に、下北沢の多様なプレイヤーが混ざり・つながるためのきっかけの場としています。

 

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<下北妄想会議のグランドルール(7ヶ条)>

①下北妄想会議は「誰かの“やってみたい”でつながる場」
②“やってみたい”は困りごと・悩みでもOK!
③組織<個人の妄想を爆発させよう!
④妄想は無責任でOK!実現性は問いません!
⑤他人の妄想に乗っかって、どんどん妄想を発展させよう!
⑥妄想を実現するためのアクションは、下北妄想会議の参加者に委ねます!
⑦会社や個人の活動PRは、参加者同士でフラットにつながってから!

 

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これまでに計4回開催され、200個以上の妄想が生まれています(2023年1月時点)。現在は3ヶ月に1回程度の頻度で実施しており、様々なジャンルのプレイヤーが交わる場として機能しています。

 

『下北妄想会議』の次のステップとして生まれた、実際に"コト"を起こしていくためのプログラム『studioYET』については、また別のページでご紹介させていただきます!

 

もし『下北妄想会議』に興味がある、参加したいという方がおりましたら、ミカン下北公式TwitterまでDMをいただければと思います。

 

 

文責:ミカン下北実験区長 角田 匡平(つのだ きょうへい)

 

 

 

 

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